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土曜日に特に混むスーパーがある。
レジには行列ができ
私も同じくその行列に並んでいる。

常連になれば
一見空いているレジではなく
レジを打つスタッフの方を確認し
混んでいるこちらのレジに並ぶ
 

正解！
こちらのほうが早かった。
 

商品がレジに読み込まれ、
流れていく速度が2倍以上違う
なにが違うのか、待っている間観察していると
早い方は視線はバーコードを打つ手ではなく
次の商品にいっている。
 

それに対し、遅い方は
バーコードを機械にかざすのを確認し、
表示された金額を確認し、
商品をかごにいれ、
そして次にどの商品を手に取るかを選ぶ
 

私はピアノを習っていたので、
ピアノに例えるとわかりやすいのだが
初心者はいま弾く部分の楽譜と鍵盤を交互に見るが
弾ける人は人はずっと先の楽譜を目で追い、鍵盤は見ない
そのうち楽譜さえも見なくなり、音と表現に意識を合わしていく
レジ打ちもこれと同じかもしれない
 

流れるような動作は
美しく、正確で、スタッフの方の余裕すら感じる。
見ているこちらも気分が良い
やはり仕事はスピードもそうだが
スピードの秘訣はスピーディー
ここを目指ざさなければいけないなと

ただ、ひとつ疑問がある。

それは、その遅い方が
この店舗でおそらく一番長く在籍しているということ。
長期的な持続性という点では
まだ何か見落としているものがあるのかもしれません
 

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